介入が遅れている理由はいくつか考えられます。
まず、効果があまり期待できないということ。
なぜなら今回の不況が単なるドル安ではなく、大きな円高の流れだからです。
ドル/円相場が下落して円高局面になっているのなら、ドル買い円売りの介入ができます。ある程度の効果が期待できるでしょうね。
しかし現状はドルだけでなくユーロ、ポンド、豪ドル、カナダドル・・・すべての通貨に対しての円高です。
すべての外貨を買うという介入は現実的に非常に困難です。
もちろん、こうした通貨の代表としてドルを選び、強力にドル買い円売りを試みることはできます。
相対的にみると「円が売られた」ことになるので、ユーロ円相場においてもその影響はあります。おそらくユーロ円相場も上に戻してくれるでしょう。
でも、介入の効果がどれだけあるか。かなり微妙ではあります。
またドル/円相場だけみれば完全な円高局面ですが、最近のドルとユーロを見るとこちらはドル高ユーロ安相場になっています。
日銀がドルを買うことで、このユーロ/ドル相場の下落傾向をさらに加速させることになる可能性は大です。
などなど、FXトレーダーたちの期待があっても、介入実施はなかなか技術的に難しいもののようです。
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